カウボーイビバップを見る

椎茸の炒め物と、椎茸の煮物と、椎茸のサラダと、デザートの椎茸だ。

第2話「野良犬のストラット」1回目

5分に1回程度、展開が変わる場面でのコメントを意識する。

 5:46
トイレのシーンでアブドゥル・ハキムが3人の銃を持った男を伸す。ハキムが武闘派であること、追われの身であることが分かる。ハキムが水洗トイレに流した包帯は、整形手術の時に装着ものだろう。スパイクはカウボーイ向けの賞金首紹介番組(「BIG SHOT」)を見る。賞金首はここで通販番組で紹介される食品のごとくオイシイ商品として紹介される。可哀想なものだ。そしてカウボーイも、この世界では数ある稼業の一つに過ぎないのだ。ハキムは動物だけをターゲットとする窃盗犯として紹介される。なぜ動物だけをターゲットにするのか、この時点でミステリーが生まれる。舞台となる星は中国をイメージさせる広告(看板)と漢字がそこここに散りばめられている。ゲートを通るシーンがあったから、前回のアステロイド一帯とは離れた場所にある星だろう。ハキムが飲食店に入ると怪しげな男に絡まれ、ハキムが仕返しとして老酒(ラオチュウ)にゴキブリを入れて無理やり飲ませる。衝撃的なシーンだ。だがその男は囮であり、第1の男に構っている隙に第2の男がハキムのスーツケースをひったくっていく。このシーンでも、トイレのシーンと同様、ハキムは犯罪者であるにもかかわらず、追われる立場であり被害者である。

11:53
アイキャッチ。)3種類の人物がハキムを追う。スパイク、ハキムのスーツケースを奪った男、アインを生み出した研究所の職員の2人組、そして動物愛護マフィア(?)。研究員2人は間抜けな会話を繰り広げ、アインのスーツケースを奪った男はアインの真の価値も知らずハキムの懸賞金額も知らない。ただのひったくり犯だ。正義vs悪ではなく、終始悪vs悪である。ハキムの敵役はどちらも間抜けに描かれる。それだけでなく、ペットショップの店長の婆も、武器屋の店番をしている青年も、どこか間が抜けている。「アイン」は多分アインシュタインのアインだろう。舞台の星が火星であることが分かる。「ウェイ・オブ・ザ・ドラゴン」モデルのヌンチャク。第1話に引き続き、カンフーアクション映画へのオマージュがある。

12:19
ジェット「ああ、こいつはな、ウェルシュコーギー、完璧な駄犬だ」スパイク「『完璧な』?」ジェット「完璧な。タダも同然だ」無論、希少価値がないことを駄犬と言っているのであるが、アインの眼の前でそれを言ってのけるのがジェットの動物観を表している。ジェットにとって動物とは金になるか金にならないかである。アインはこの会話が分かっているのだろうか。

14:08

アフロヘッドにウキが刺さったハキムが川から現れるシーンで、ハキムも抜け目のない人間ではないことが説明される。ハキムが取引先に連絡するシーンで、ハキムが換金のためにアインを盗んだことが分かる。ハキムにとってもアインは「金」であり、思想犯ではなかった。通話先は「動物愛護マフィア」だろうか。アインを失ったことによる時間の遅れから取引は破断。ここでハキムがアインに拘る理由は消える。

17:13
ジェット「あんまり熱くなるなよ」スパイク「俺のどこが熱くなってるよ」

22:14
ハキムの取引が破断したのにまだアインを追いかけるのは、アインの価値を知っているからだろうか。最後に再び「BIG SHOT」に戻り、ハキムと研究機関の職員が同時に縄にかかったことが伝えられる。賞金首が捕まったことを伝えるのは賞金首番組の義務である。研究機関の職員が捕まったのは、動物実験を行うことが倫理に反するからなのだろうか。人体実験ならまだしも、動物実験は現在でも違法ではないのだから、より未来のカウボーイビバップの世界で動物実験自体が犯罪だということはないだろう。フェイによる次回予告は格調の高い漢文に一瞬思わせておいて、出鱈目なことを言っている。

「ストラット」が音楽の1ジャンルを示す言葉として日本で初めて使われたのがTin Pan Alley福生ストラットということらしい。(https://www.yappaon.net/fussa-strut

honky-tonk

【自動】
    〈俗〉〔いかがわしい〕安酒場に行く
【名】
  1. 〈米俗〉〔酒場の〕ホンキートンク◆19世紀終わりころから使われるようになった言葉で、当初は南部または南西部の主に労働者階級を対象にした安酒場を指した。アップライトのピアノやジャズの演奏が行われ、ダンスをすることができた。また売春が行われることも多かった。20世紀後半には、カントリー音楽の演奏が行われ、ダンスができる伝統的な南部のバーを指すように変わっていった。
  2. 〈米〉《音楽》〔ピアノの〕ホンキートンク◆酒場のホンキートンクで演奏された、ラグタイム(ragtime)に似たピアノのスタイル。調子外れのピアノで、メロディーよりもリズムを強調していた。ブギウギ(boogie-woogie)のピアノのスタイルに大きな影響を与えた。
  3. 〈米〉《音楽》〔カントリーの〕ホンキートンク◆20世紀初頭にホンキートンクがカントリーと結び付いて形成されたもので、当初はギター、フィドル、ベース、スチール・ギターにしゃがれ声のーカルが主流だった。第二次大戦中に人気を博し、1950年代に最盛期を迎えた。1950年代後半にはロカビリーへと移って廃れるが、1980年代以降に、ホンキートンク風のカントリー音楽を幾つも作られた。